キャリアカウンセラーさんとの出会い 1 ―――職場の体型いじりどう乗り切るか/容姿コンプレックス/尊厳を守る
先日ハローワークに職業相談へ行ってきました。
職業相談は就職に関する様々な相談にのってくれる所です。
最初からずっと同じ人がカウンセリングを担当してくれるので安心してお話できます。
私は運が良かったです。
聡明なキャリアカウンセラーさんに担当して貰えたので。
1時間のカウンセリングで現在の状況を一緒に把握しながら問題点とその対処法をスッキリ提案してくれ、毎回思考がクリアになり自分の意思を確信して帰ることができます。
今回は太ったことによる職場での“からかい”と自分の気持ちを伝えることが重要なテーマでした。
私の容姿コンプレックスはなかなか根深く、実際に摂食障害の引き金にもなっている訳です。
太ったと言われるようになった事で過食の症状もぶり返し、言われないために色々工夫を重ねてきたが状況は変わらない。職場はメンタルヘルスに理解があり、過呼吸などで不安定な私を大らかに受け入れてきてくれた。大好きな人たちだけに余計に辛い。
今すぐでなくても、辞める目処を立てたら気持ちが少し楽になるかもしれない。
それに対してカウンセラーさんの答えは
「ここで何も伝えないまま辞めてしまうと今までと同じパターンを繰り返してしまう」
「自分が酷く傷ついていることを、信頼できる職場の人にまずは伝えてみる」
「就労移行支援・就労継続支援をスタートする新しい変化の時でもあるから、辞めるタイミングも慎重にはかった方がいい」
「半年前に出会った頃は本当にひとりぼっちな感じだったけど、職場の人に悩みを打ち明けたり友人たちとの繋がりが再開したり、雰囲気や流れが開いた方へと大きく変わってきているから、今再び閉じてしまうのはもったいない」
やめてと言った所で相手がそういう目で見ている事実は変わらないしと思っていたけど、あぁそうだ自分の気持ちを伝えることの方が重要なんだと改めて気づきました。
結局兄や親戚、父に対してできなかった、容姿や体型をこき下ろして気分よくなるのを、あるいは何も考えずからかうのを「傷つく。やめて」と相手に伝えることを今する時だと。相手の反応や対応以前に、自分の尊厳を守る為に必要なこと。
最後に
「真駒さんは受け入れられないと思いますけど。」
「私は真駒さんの容姿好きですよ。キュートだと思います。お世辞じゃなく。」
カウンセラーさんは普段と同じ落ち着いたトーンで静かに言ってくれました。
お世辞であれば、あるいは条件付きの一過性の評価であれば、私はその不安定な声やゆるんだ目元から動物の感触でそわそわ不安になっていると思う。嘘と転落ほど傷つくものはないから。もちろんネガティブな思い込みかもしれないけどね。
信頼する人からの言葉は揺るがない。
今になって涙が溢れてくるのは、私が欲しかった評価以上の何かの核心に触れたからだと思います。
今まで空っぽだったその核心に、色んな人があたたく大切なものを注いできてくれました。
これからは私自身もその核心を大切に育てていく必要があるのでしょう。
みんなが注いでくれた愛情を、生きる養分として漏らさず吸収し、再び人々に還元する。
自分の尊厳を守ることは“貰いっぱなしで漏らしっぱなし”で消費してきた愛情を幸せな形で循環させることにきっと繋がる。
もう繰り返したくない。
新しいパターンへ舵をきるんだ。
傷ついてもへらへら笑っとけ?
怒っちゃダメ?
口答えすんな?
はっ!
しんなりしてられるかー‼
うぃー‼
私は職場の人たちに感謝してるし信頼しています。
だからこそ、逃げずに伝えてみようと思う。
大人の私が子ども時代の私に寄り添い、残酷にからかう大人たちに何を言えばその子の尊厳は守られたのか?
結果は二の次です。
守ってくれる人がいる、そのアクションを子どもは求めている。
行くぞー。