断捨離魔の憂鬱/記憶の上書き保存法

忘れたいけど忘れられない苦い思い出から自由になりたい。


そんな時私は狂ったように物を捨てていく。日常生活がままならなくなるまで捨てる。

断捨離は心身リセットするって言うけど、最近はスッキリする以上に殺伐とした気持ちが上回ってきて、もうこれは嗜癖みたいなものかなとも思う。


暗記法で覚えたいものと場所を結びつける、というのがありますね。

記憶は場所とセットになってるらしい。

何か辛いことがあったらそれが起こった場所で楽しいことをすると辛い記憶(気持ち)が楽しい記憶(気持ち)で上書きされるみたいなことを何かで読んで、できる範囲から実行してる。

これ、結構効くよ!


ここにいるのもう辛すぎる、一刻も早く引っ越したいって思ってたけど、楽しい思い出をもう少しここで積み上げてからにしようかと思い留まってます。

この調子じゃ何かあるたび転々としなきゃいけなくなるもんね。


モノもそうかなぁと思った。

買った時の記憶が蘇るから、買い物は楽しいことがあった時や友達と一緒の時にすることにしている。

悲しくなった時に嬉しい記憶を思い出せるように。


去年の秋の夜明け前、通勤途中かなり久しぶりに激しい過呼吸を起こした。

油断してると未だにその時の映像が襲ってくる。しょっちゅう。


見たくないものを見てしまったその道を、近々来てくれる友達に付き合って貰って歩く。


忘れようとするんじゃなくて、その忘れたい場所にいながら楽しいことして記憶を上書きして行こうと。


さっさと楽しく塗り替えて、さっさと次へ行きたいやんか。


今日も友達たちに感謝。